青年海外協力隊の応募要請書の見方を徹底的に解説してみた

JICA-JOCV

こんにちは。遠藤暁(@str_se)です。

本記事の内容

「青年海外協力隊の応募要請書の見方」の解説
  • どのサイトから青年海外協力隊の応募要請を見れるの?
  • 要請書を見るときはどこを注意して見るべき?
  • 要請書に書かれている内容で重要なポイントは?

上記のような疑問を解消していきます。

青年海外協力隊の応募要請書の見方は、特に難しいわけではありません。ただ要請書に書かれていることの意味をしっかり理解しておかないと、あとで後悔するかもしれません

そこで青年海外協力隊OBであるぼくが、応募要請書の見方を徹底的に解説しておきます。
協力隊に興味を持っているひとはぜひ参考にしてください。

青年海外協力隊の応募要請書の見方

要請書の見方を解説する前に、青年海外協力隊の応募要請を閲覧できるサイトを紹介しておきます。
» 職種別一覧|青年海外協力隊

上記のサイトから閲覧可能です。

青年海外協力隊の応募要請は年に2回(春募集と秋募集)あり、春募集は2月〜3月、秋募集は8月〜9月の間に上記のサイトに記載されます。

上記の期間にJICAホームページを見ると募集要項を確認できるので、青年海外協力隊に興味があるひとは忘れずにチェックしてください。

実際の要請書

青年海外協力隊の応募要請書を見れるサイトを知ったところで、いよいよ要請書の見方を解説していきます。

まずは実際の要請書を見てみましょう。

ちなみにこれから載せる写真はすべてスマホで見た場合のものです。パソコンでみた場合は若干違うかもしれませんので、ご了承ください。

基礎情報

一番基本的な情報。派遣国や職種などですね。

まず一番上に要請番号。大して重要ではないので気にしないでください。

  • 国名
  • 職種コード 職種
  • 年齢制限
  • 活動形態
  • 区分
  • 派遣希望期間
  • 派遣希望隊次

続いて上記の情報があります。

国名、年齢制限、活動形態、派遣希望期間、派遣希望隊次は見ての通り。特に説明は必要ありません。

職種コードなんて覚えなくて大丈夫ですし、自分が応募する職種は誰でも覚えるので特に意識しなくて平気です。

区分に関しては「新規」か「交代」のどちらかが記載されています。

新規の場合は新しい要請で、いままでにJICAボランティアが派遣されたことがないケース

つまり”新規”と書かれた要請に合格したら、その配属先で働く一人目のボランティアとなるわけです。

交代と書かれている場合は、いま働いているボランティアと入れ替わりで自分が派遣されるということ。つまりボランティアの受入実績がある配属先へいくということです。

新規か交代はどっちの方がいいのかという部分に関しては、どちらにもメリットとデメリットがあるので一概には言えません。

※新規要請のメリットとデメリットについては以下の記事を参考に

配属先と要請について

続いては配属先と要請の内容に関してです。

  • 受入省庁名(日本語)
  • 配属機関名
  • 任地、JICA事務所の所在地
  • 配属先の規模、事業内容

上記のものは各自で読んでおけば大丈夫です。

さらに下へ進むと【要請概要】として

  • 要請理由、背景
  • 予定されている活動内容
  • 隊員が使用する機材の機種名、型式、設備等
  • 配属先同僚及び活動対象
  • 活動使用言語
  • 生活使用言語
  • 選考指定言語

が書かれています。

【要請概要】はしっかり読んでおきましょう。
後ほどもっと詳しく解説します。

その他の情報

そしてさらに下までスクロールすると、下記の情報が記載されています。

  • 資格条件等
  • 地域概要
  • 特記事項

【資格条件等】もしっかり見ないといけません。後ほど解説します。
地域概要や特記事項に関しては、サラッと目を通しておけば問題なし。

ということでここまでザッと青年海外協力隊の実際の要請書を見てきました。

では要請書のどの部分を注意して見ていけばいいのか。
より深く掘り下げていきましょう。

注意してしっかり見るべきポイント

ここからは、よりしっかり読み込むべき箇所を解説していきます。

要請概要

まずは【要請概要】という部分。

  • 要請理由、背景
  • 予定されている活動内容

上記の2つはよく読んでおいてください。

  • どういった理由で要請が出されたのか
  • 現地で具体的にどんな活動をすることになるのか

上記のようなことを知ることができます。

要請が出された理由を知ることで現地のひとたちのニーズを把握できますし、予定されている活動内容を読むことで自分が現地に行ったらどういったことをするのか具体的にイメージできます。

応募を考えている段階で、上記の内容をよく読んで現地のことをイメージしておくことはとても大切です

その上で自分の能力や経験を現地で活かせるかどうかまで考えておきましょう。

仮に応募してみたものの、現地に行ってみたら

  • 自分にできることがない
  • やることが、想像していたことと違う

という状態にならないように、【要請概要】はしっかり読んでいろんなイメージをしておきましょう。

使用言語

続いてのしっかり読むべき部分は、言語に関して。

現地へ行ったときにどの言語を使って生活するのかをあらかじめ把握しておく必要があります。

言語に関しては、先ほどと同じ【要請概要】の欄に記載されています。

  • 活動使用言語
  • 生活使用言語
  • 選考指定言語

言語の中にも上記の3つがあります。

本記事で例として見ている要請はボリビアの要請書なので、言語の欄はすべてスペイン語。

しかし例えばインドの要請の場合、以下のように活動使用言語と生活使用言語がバラバラです

3つがすべて同じ言語とは限りません。
では「活動使用言語」「生活使用言語」「選考指定言語」がそれぞれ何を意味するのか、解説しておきます。

結論は以下の通り。

  • 活動使用言語 → 配属先で”活動するとき”に使用する言語
  • 生活使用言語 → 普段の”日常生活”で使う言語
  • 選考指定言語 → 青年海外協力隊へ”応募するとき”に選考の基準となる言語

活動使用言語は、仕事のパートナーや同僚と会話するときに使います。活動使用言語がうまく話せないとなかなか活動がうまくいかないので、しっかり勉強しておきましょう

生活使用言語は、文字通り毎日の日常生活で話す言語。

上記のインドの要請書では、生活使用言語は「ベンガル語」となっています。

インド人全員が英語を話せるわけではないので、道端の商店やスーパーでの買い物や現地の人との会話においてはベンガル語が必要になるというわけですね

しかし生活使用言語は、高いレベルが求められるわけではありません
最低限話せて買い物等ができれば問題ないかと思います。

最後に「選考指定言語」。青年海外協力隊の選考の際に基準となるのは、基本的に英語です。

要請によって求められる英語力は違うので、しっかり確認しましょう。

  • 英語A
  • 英語B
  • 英語C
  • 英語D

上記の4段階のレベルがあり、Aが一番高くてDが一番下。

A〜Dの英語力に関しては明確な基準があります。

※応募の際に必要な英語力は以下の記事を参考に

応募に必要な資格などの条件

応募要請書の中でしっかり見るべき最後のポイントは、応募に必要な資格などの条件

要請書の中に【資格条件等】という欄があります。

上記の添付写真は、ボリビアの「小学校教育」の要請。
[免許・資格等]という項目に「小学校教諭」と書かれています。

つまり、応募の際に「小学校教諭の免許が必要」ということ。

さらに[経験]という欄には「実務経験5年以上」との記載もあります。

応募の際に、実際に学校現場で先生として5年以上働いた経験が必要ということです。

上記のような形で応募の際に資格や実務経験が求められる要請もあるということ。

そのため、自分が応募したい要請があったら「必要な資格があるか」「実務経験が必要か」という2点は必ずチェックするようにしましょう。

それらの条件を満たしていれば問題ありません。満たしていなかったら、他の要請への応募を検討しましょう。

ということで、応募要請書を見る際は「資格」「実務経験」といった条件も必ず見るようにしてください。

自分が応募できそうな要請を見つけよう

本記事で、青年海外協力隊の応募要請書の見方を解説してきました。

最後まで読んでくださったみなさんなら、要請書のどの部分をしっかり見ないといけないのか理解できたはずです。

ということで、実際に青年海外協力隊の要請書を見てみましょう。

以下のサイトから要請が見れます。
» 職種別一覧|青年海外協力隊

本記事で書いてきたことを思い出しながら、自分が応募できそうなもの、興味が湧いてくる要請を探してみてください

ピンとくる要請が見つかったら、ぜひ応募してみましょう。協力隊としての2年間は間違いなく貴重な経験になるので。

もし青年海外協力隊に関しての疑問や質問があったら、ぼくのTwitterアカウントにDMを送ってください。
» Satoru Endo|Twitter

答えられる範囲で質問にお答えしますので。

協力隊に興味があるひとにとって、本記事が少しでも役に立てば幸いです。

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