青年海外協力隊【派遣前訓練】の実態を徹底的に解説します

JICA-JOCV

こんにちは。遠藤暁(@str_se)です。

本記事の内容

  • 青年海外協力隊の派遣前訓練ってなに?
  • なんのために派遣前訓練をするの?
  • 具体的にどんなことをするの?

上記のような疑問を解消します。

青年海外協力隊になるには必ず受けなければいけない派遣前訓練。

  • どんなことを
  • どれくらいの期間で
  • なんのために
  • いつやるのか

派遣前訓練に関するすべての疑問を、本記事で解消していきます。

ぼく自身も2018年6月〜2020年6月まで、青年海外協力隊として活動していました。
コロナの関係で2020年3月に帰国してしまいましたが、任期は上記の2年間。

もちろんぼくも派遣前訓練を受けました。
ということで、実際に派遣前訓練を受けたぼくが徹底的に派遣前訓練について説明していきます。

さいごまでお付き合いください。

青年海外協力隊の派遣前訓練の実態

青年海外協力隊の派遣前訓練とは「任国に派遣される前に受ける訓練」のことです。

派遣前訓練を終了しないと、正式に青年海外協力隊として派遣されることはありません。

二次選考に合格したら必ず受けなければいけないものです。

2つの訓練所

派遣前訓練を行うために、JICAは

  • 駒ヶ根訓練所(長野県)
  • 二本松訓練所(福島県)

上記の2つの訓練所を所有しており、派遣国によってどちらの訓練所で訓練を受けるか決まります。

どの派遣国がどちらの訓練所で派遣前訓練を行うかは、以下の通り。

    駒ヶ根訓練所

  • アジア
  • 大洋州
  • 中南米
  • アフリカ(フランス語圏)
    二本松訓練所

  • 東南アジア
  • 東アジア
  • アフリカ(フランス語圏以外)
  • 中東
  • 欧州

二次選考に合格した時点でどちらの訓練所で派遣前訓練を行うかが知らされるので、必ず確認しましょう。

ちなみに上記で紹介した派遣国別による訓練所の振り分けは今後変わる可能性も十分あり得るので、各自での確認も怠らないようにしてください。

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派遣前訓練の期間

派遣前訓練は基本的に70日間。約2ヶ月半ですね。

訓練の時期は

  • 1次隊→4月下旬〜7月上旬
  • 2次隊→9月上旬〜11月下旬
  • 3次隊→1月上旬〜3月下旬

上記の通り。隊次によって派遣前訓練の期間は違うので、自分でちゃんと確認しましょう。

訓練が終了してから順次任国へ派遣されていくという形ですね。

いつ出国かは派遣国による

訓練が終わって2週間程度で出国する場合もあれば、1ヶ月ほど時間があるケースもあります。

ぼくの場合は派遣前訓練が終わってからちょうど2週間後に出国でした。でも同期のパラグアイ隊員なんかは、2週間も経たないうちに出国でしたね。

いつ任国へ派遣されるかは訓練期間中に知らされるので、確認するのを忘れないようにしてください。

↓派遣前訓練のスケジュールを解説してます↓

派遣前訓練の目的

訓練の目的はJICAホームページに記載されているので、そのまま引用させてもらいます。

訓練は、海外協力活動を行うために必要な知識を学び、能力と資質を養うことが目的です。
引用:派遣前訓練【一般案件】|JICA海外協力隊

実際に派遣前訓練を受けた身としての感想は、本当にいろんなことをやって充実していました。

ということでここからは、70日間の訓練で具体的にどんなことをやるのかをみていきましょう。

派遣前訓練で実際にやること

具体的な内容もJICAホームページに書かれているので、引用させてもらいましょう。

コース 概要・目的
A. 語学 任地で活動するために必要となる言語に関し、自分の考えを伝え、相手の発言を理解するといった、基礎的知識と実践力を身に付ける。
B. JICA海外協力隊の基礎 国際協力に関する基礎的知識を得ると共に、海外協力隊として必要な態度や心構えについて理解を深める。また、海外協力隊経験の活かし方について検討を行う。
C. 活動手法 目標設定や進捗管理等の基礎的知識や、コミュニケーションスキル、現地の状況に応じて専門知識・技術を活用する方法等を学び、協力活動(地域実践)で実際に実践し、結果を踏まえ、学びを更に深めていく。
D. 社会的多様性理解・活用 自分の考えに拘らず、異なる社会・文化を理解・尊重し、また相手にも自国の社会・文化を伝え、異文化社会の中で生活・活動を適切に行っていこうとする姿勢を身につける。
E. 健康管理・安全管理 健康管理や安全管理に関する知識を身に付け、日本と異なる環境の中で、心身の健康や安全に配慮して活動・生活しようとする意識を持つ。
F. 各種オリエンテーション 訓練の概要や規則、派遣に際しての必要な手続きを理解する。また、赴任前に行う各種行事等について理解し、赴任準備を整える。
引用:派遣前訓練:【一般案件】|JICA海外協力隊 

上記の通り。結構いろんなことをやります。
ずっと訓練所にいるわけではなく、課外活動として外に出ていったりもするんですよね。

語学勉強は大変です

でも一番時間を割くのは「語学勉強」。語学ができないと現地に行ってから活動がスムーズにいかなかったり、コミュニケーションがうまく取れなくて思うように活動できなかったりするので。

そういったことを防ぐために、訓練所では語学の勉強をみっちりやります。とはいえ、たった2ヶ月半ですので訓練だけでペラペラになるとかはあり得ません。

でもやらないよりは全然マシですね。

語学勉強を中心としていろんなことをやるのが、青年海外協力隊の派遣前訓練だと理解してください。

↓派遣前訓練でやるべきことをまとめました↓

派遣取りやめの可能性もある

あと伝えておかないといけないのは、二次選考に合格したからといって必ず任国へ行ける保証はありません。場合によっては派遣前訓練の段階で「派遣取りやめ」となる可能性もあります。

せっかく選考を通ったのに任国へいけなかったら、かなりショックかと。

どんな場合に派遣取りやめになるのか

JICAホームページから引用します。引用ばかりでごめんなさい。

ただし語学の成績等、訓練の成果が著しく低い、社会性に欠ける行為が目立つ場合などJICA海外協力隊としての適性が不十分である場合には、派遣を取り止めることがあります。
引用:派遣前訓練【一般案件】|JICA海外協力隊

つまり以下の場合に「派遣取りやめ」となる可能性があるっぽいです。

  • 語学の成績等、訓練の成果が著しく低い場合
  • 社会性にかける行為が目立つ場合

一つ目は説明しなくてもわかるとして、二つ目は具体的にどんなケースか。
正解はわかりませんが、ぼくが思いつく限りでは以下の通り。

  • JICAが定めている規定を守らない
  • 訓練所で設けられている帰寮門限を破る
  • SNS等にJICAや関係者の誹謗中傷を書き込む
  • 訓練所周辺の地域住民の方たちと揉める

といったケースですかね。

まぁしっかりした振る舞いをしていれば別に問題ないので、特に気にする必要はないかと思います。

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自分のためにたくさん時間を使える派遣前訓練

というわけで、「青年海外協力隊の派遣前訓練」というものについて深掘りしてきました。かなり訓練の概要が理解できたんじゃないかなと思います。

  • どんなことを
  • どれくらいの期間で
  • なんのために
  • いつやるのか

上記の内容を解説しました。

実際に訓練を受けたぼくからすると、本当に充実した70日間でしたね。語学勉強に必死になったり、同期とスポーツしたりたまに飲みに行ったり。

かけがえのない仲間ができたのもこの派遣前訓練です。

これから派遣前訓練を受けるひとたちは、70日間のあいだにいろんなことに取り組んでみてください。そこで得られるものは大きいので。

自分のためにたくさん時間を使える青年海外協力隊の派遣前訓練。
みなさんの訓練が充実したものになることを願っています。

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