青年海外協力隊【短期ボランティア】のメリットとデメリットを解説

JICA-JOCV

こんにちは。遠藤暁(@str_se)です。

本記事の内容

「青年海外協力隊短期ボランティアのメリットとデメリット」について詳しく解説

青年海外協力隊は「長期ボランティア」と「短期ボランティア」の2種類がありますが、今回の記事は短期ボランティアについて。

ぼくは大学生の時に短期ボランティアとしてボリビアとエチオピアの2ヵ国へいきました。

つまり、2回も短期ボランティアの経験があるということ。

ということで今回は、青年海外協力隊の短期ボランティアの実際の経験者が、そのメリットとデメリットを徹底的に解説します

ぜひ参考にしてください。

青年海外協力隊短期ボランティアのメリットとデメリット

何事にもメリットもデメリットもありますよね。短期ボランティアに関しても、いい面もあれば微妙な面もあります

本記事では全部包み隠さずに書いていこうかなと。
ということで、まずはメリットから見ていきましょう。

短期ボランティアの5つのメリット

青年海外協力隊のメリットは以下の5つ。

  • 期間が短い
  • 費用がかからない
  • 安心して海外へ行ける
  • 行ける国の選択肢が多い
  • 長期ボランティアに合格しやすくなる

順に詳しく掘り下げていきます。

メリット①:期間が短い

一つ目のメリットは、期間が短いということ。

青年海外協力隊の長期ボランティアの場合、任期は2年間と決まっています

キャリアアップや将来のことを考えた時に「青年海外協力隊をやってみたいけど2年間は長い」と考えるひとが結構います。

まぁそれもそうですよね。2年間って長いですから。

しかし短期ボランティアの場合、下記のように長期ボランティアよりも短期間での活動。

  • 一ヶ月
  • 三ヶ月
  • 半年
  • 一年

そのため「少し海外での活動経験を積んでみたい人」や「一年未満で海外で活動したい人」にとって、青年海外協力隊の短期ボランティアは魅力的かと。

ただ派遣期間は自分で選べるわけではありません。

要請によって一ヶ月なのか三ヶ月なのか、半年なのか一年なのか決められています。

とはいえ長期ボランティアよりは期間に関する選択肢が広がるので、一つのメリットと言えるでしょう。

メリット②:費用がかからない

二つ目のメリットは、費用がかからないという点。
費用面のメリットに関しては、短期ボランティアだけでなく長期ボランティアにも当てはまりますが。

青年海外協力隊のボランティアとして活動するにあたって、自分で負担しないといけない費用はありません
  • 渡航費
  • 予防接種費用
  • 現地生活費
  • 現地の住居費

上記のものはすべてJICAが負担してくれます。

正直、金銭面で個人に負担がないのは相当大きなメリットです。

ボランティアに対してここまで費用が手厚く保証されるのは奇跡に近いですね。

NGOなどで海外インターンやボランティアはたくさんあるにしても、渡航費や現地生活費といった費用は自己負担になるケースがほとんど

個人で負担する費用がないというのは、青年海外協力隊の最大のメリットと言っても過言ではないかもしれません。

メリット③:安心して海外へ行ける

青年海外協力隊として海外へ行く場合、安心感を持って派遣国へ向かうことができます。

  • テロが起きたときの身の守り方
  • 盗難を防ぐ方法

派遣される前に必ず上記のような安全管理の講義を受けて、海外で安全に過ごすために必要な知識を学ぶことができるんです。

現地に到着してからも、現地の治安状況や安全対策に関してJICAの職員の方からいろんな情報が提供されます。

なので自分で旅行に行く時と比べると、安全管理に関する情報量と知識が圧倒的に違ってくるんですよね。

もちろん

  • 事前に知っておけばいい
  • 安全管理に関する情報を持っておけば大丈夫

というわけではありません。

どれだけ知識があっても、どれだけ注意をしていても、犯罪にあう可能性をゼロにするのは不可能。

しかし安全に関して気を使ってくれる人(JICA職員)が周りにいるだけで安心感が違いますし、自分自身も犯罪に遭わないように気をつけようという意識が芽生えます。

そういった意味で、短期ボランティアとして海外へ行く場合、自分で旅行にいくよりは安心して日本から出ることができます。

もちろんすべてJICA任せにするのではなく、自分自身で安全対策をすることは忘れないでください

メリット④:行ける国の選択肢が多い

青年海外協力隊として派遣される国の数は本当に多いです。

  • アジア
  • 南米
  • アフリカ
  • 大洋州

各大陸の数多くの国の要請が上がっているので、その中から自分に合ったものを探せるのは魅力的です。

*青年海外協力隊の職種については以下の記事を参考にしてください

もちろん、自分の行きたい国とやりたい仕事が必ずマッチするとは限りません。
しかし行ける国は多いので、そもそもの選択肢がたくさんあることも間違いないです。

いろんな国の中から行きたい国、自分に合った仕事を見つけましょう。

メリット⑤:長期ボランティアに合格しやすくなる

青年海外協力隊の短期ボランティアを経験すると、長期ボランティアに合格しやすくなります。

ぼく自身も学生時代に短期ボランティアを経験して、大学卒業後は就職せずにそのまま長期ボランティアになりました。

もちろん、短期ボランティアを経験しておけば必ず長期ボランティアに合格できるというわけではありません。

ただ合格の可能性が高くなることは間違いないでしょう。
なぜ合格の可能性が高くなるのかは、長期ボランティアを選考する立場になって考えてみればわかります。

長期ボランティアの選考をするときに

  • 短期ボランティア経験者
  • 短期ボランティア未経験者

上記の2人がいた場合、経験者を採用したくなるのが普通。

すでに短期ボランティアを経験しているということはJICAに対する理解があり、途上国での生活経験もあるということ。

そういった人を長期ボランティアとして派遣する方が安心できますよね。

もし将来的に青年海外協力の長期ボランティアをやってみたいと考えている人がいたら、一度短期ボランティアを経験してみるのもアリですよ。

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短期ボランティアの2つのデメリット

ここまでメリットを見てきましたが、続いてデメリットを紹介していきます。何事にもいい側面もあれば微妙な面もありますからね。

短期ボランティアのデメリットは以下の2つ。

  • 期間が短い
  • 語学面の不安が大きい

詳しく見ていきます。

デメリット①:期間が短い

期間が短いというのはメリットでも書きました。しかし見方によってはデメリットにもなるんですよね

青年海外協力隊の長期ボランティアを経験した人たちがよく言うセリフとして、こんなものがあります↓

2年間だと短すぎてほとんどなにも残せなかった

2年間という期間でさえ「短くて何も残せなかった」というセリフが漏れるのに、より期間が短い短期ボランティアがなにか残せるのかというと疑問ですね。

なにか大きな結果や成果を出すことだけが協力隊の目的ではないにしても、やはり期間が短いと「なにもできなかった」と思って終わってしまう可能性は高いのかなと。

ぼくが経験した短期ボランティアは一ヶ月の派遣だったので、最初から結果や成果を重視するのではなく「異文化交流」のような感覚で現地にいきました。

行って得たものはたくさんありますが、あっという間に終わってしまい

  • もう終わりか
  • なにも残せなかったな

と思ってしまったのも正直な気持ち。

ということで、期間が短いのは見方によってはメリットにもデメリットにもなりますね。

デメリット②:語学面の不安が大きい

二つ目のデメリットは「語学面の不安が大きい」ということ。
長期ボランティアとして派遣される場合は、70日間の派遣前訓練というものを必ず受けないといけません。

※派遣前訓練に関しては以下の記事をご参考に



上記の派遣前訓練期間中に、語学勉強のプログラムがたくさん組み込まれているんです。

そのおかげで、派遣されるときには最低限の語学力がついた状態になっているんですよね。

しかし短期ボランティアは派遣前訓練は5日間ほどしかなく、語学勉強のプログラムはありません。

なのでもし自分で語学勉強をしなかったら、まったく言語がわからない状態で派遣されることになるんです。

ぼくが短期ボランティアとして派遣されたボリビアとエチオピアは、それぞれスペイン語とアムハラ語が公用語。

当然ながら派遣されたときはスペイン語もアムハラ語も話せません。

ただボリビアに派遣されたときは通訳が同行してくれて、エチオピアでは長期ボランティアと一緒だったため、なんとか活動はできました。

でもやっぱり

  • 現地のひとの言ってることが直接理解できない
  • とっさに自分の言いたことが伝えられない

といったストレスは感じていましたね。

語学面の不安が大きいというのは、短期ボランティアのデメリットと言えるでしょう。

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結論:青年海外協力隊の短期ボランティアは魅力的

ということで、青年海外協力隊短期ボランティアのメリットとデメリットを見てきました。
個人的に短期ボランティアはめちゃくちゃオススメです。

ぼくは学生のときに短期ボランティアを経験したことで、長期ボランティアや国際協力に興味を持つようになりました。

» ぼくが国際協力に興味を持つようになったキッカケ|note

もし短期ボランティアを経験していなかったら、国際協力に関わっていきたいなんて思わなかったはずです。

自分自身に大きな変化をもたらしてくれたのが、青年海外協力隊の短期ボランティア。

JICAにはめちゃkyちゃ感謝してます。

※短期ボランティアの実体験の様子は以下の記事にまとめてあるので、興味がある人は読んでみてください。

ということで、青年海外協力隊短期ボランティアのメリットとデメリットに関する記事でした。