青年海外協力隊が現地で抱える悩みと苦労をまとめてみた

JICA-JOCV

こんにちは。遠藤暁(@str_se)です。

本記事の内容

【青年海外協力隊が現地で抱える悩みと苦労】についての解説

ぼく自身、2018年6月から2020年6月まで青年海外協力隊として南米のボリビアで活動していました。


その中で悩むこともたくさんありましたし、他の国で活動している同期隊員や同じ街にいる違う隊次の隊員さんの悩みを聞く機会もあったんです

本記事に書かれていることが青年海外協力隊のすべての悩みではありませんが、多くの隊員が抱えるものではないかと。

これから協力隊を目指しているひとは、本記事に書かれていることをしっかり頭に入れておいてください。

現地に行ってから気づくより、あらかじめ覚悟を決めておいた方がいいこともありますからね。

それでは本題に入っていきましょう。

青年海外協力隊が現地で抱える悩みと苦労

青年海外協力隊は現地で抱える悩みと苦労は大きく分けて3つ。

  • 人間関係の悩み
  • 活動に関する悩み
  • 生活面の悩み

順に深く掘り下げていきましょう。

人間関係の悩み

まずは人間関係の悩みについて。
一言で【人間関係の悩み】と言っても、いろいろあるんです。

現地の人との悩みだったり、日本人との関係の悩みだったり。

現地の人との悩み

これはよくあります。
現地の人というと下記のような人たち。

  • カウンターパート
  • 仕事の同僚
  • ホームステイ先の家族
  • 家の大家さん
  • 隣人
ホームステイ先の家族と問題が起きてしまい、引越し
大家さんと問題が起きてしまい、引越し

上記のような話はチラホラ聞きますね。

まぁホームステイ先の家族や大家さんとの問題であれば、引越せば解決。しかしカウンターパートや仕事の同僚との関係がうまくいかないと、なかなかしんどいと思います。

青年海外協力隊として活動していく中で大切な仲間となるべき人たちとの関係で悩んでいると、活動がうまくいかない可能性が高いですからね。

もしカウンターパートや仕事の同僚とうまく関係が築けなかったら、一緒に働く人を変えるとか任地変更をするということも考えないといけなくなります。

ただ任地変更は簡単にできるわけではないので、難しいところですね

誰にでも当てはまる解決策なんてありませんし、それぞれの関係の問題の大きさも違う。

とにかく現地の人との関係で悩みを抱える隊員がいるということは頭に入れておきましょう。

日本人との関係の悩み

人間関係の悩みは現地の人とのものだけではありません。派遣された国で日本人との関係で悩むこともあるんです。

  • 同じ任地、任国の隊員同士
  • 調整員
  • JICA職員

上記の人たちと関係がうまくいかないケースもあります。
同じ任地で活動しているボランティアと仲が良くなかったらちょっとキツイかもしれませんね

街が広かったらそもそも会う可能性が低いので問題ないかもしれませんが、街自体が小さくて顔を合わせる機会が多いのに関係が悪いとストレスになるかもしれません。

ありがたいことにぼくが活動していたボリビアの隊員のみなさんは本当にいい人ばかりだったので、ボランティア同士の関係で悩むことはありませんでした

一方、調整員さんやJICA職員さんとの関係。調整員やJICA職員といっても、本当にいろんな人がいます。

隊員に親身に寄り添って相談に乗ってくれる人もいれば、自分の仕事だけ淡々とこなす人、上から目線でいろいろ言ってくる人など。

自分の派遣国の調整員さんやJICA職員さんがどんな人なのかなんて、派遣されてみないと分かりません。

海外にいながら日本人との関係で悩むのかよと悲しくなりますが、実際に起こり得ることです。

これから派遣される予定の人たちは、素晴らしい調整員さんやJICA職員さんに巡り合えるように祈っておきましょう。

活動に関する悩み

ここまで人間関係の悩みについてみてきましたが、ここからは【活動に関する悩み】をみていきましょう。

活動に関する悩みとしては以下の2つ。

  • 活動がうまくいかない
  • そもそも仕事がない

順に掘り下げていきます。

活動がうまくいかない

活動がうまくいかないという悩みは、ほとんどの隊員が抱えるものと思っておいてください。

配属先の同僚との関係がうまくいっていたとしても、思い通りに活動が進まないということもあり得ます

ぼく自身もサッカー隊員として活動していたなかで

  • 子供たちの技術の向上があまり見られない
  • 公式戦でなかなか勝てない

といった形で、活動がうまくいっていないなと感じたことは何度もありました。

なぜ活動がうまくいのか?

理由は一つではないし、職種によっても個人によっても違います

うまくいかないのは仕方ないとして「なぜうまくいかないのか」を自分なりに分析して整理して、試行錯誤しながら進んでいくのが協力隊の醍醐味の一つでもあるかなと。

最初から最後まで活動のすべてがうまくいく隊員なんていません。

だからこそ、例え思い通りにいかなくても「協力隊なら誰でも抱える悩みだから」くらいに考えて、気持ちを切り替える余裕も必要です。

仕事がない

活動がうまくいかないという悩みを説明してきました。
しかし運が悪いと、「そもそも活動すらない」「仕事がない」という状態になってしまうこともあります。

つまり配属先からボランティアが必要とされていないこともあるんですよ

なぜそんなことになってしまうのか。

青年海外協力隊が派遣されるのは、配属先が要請を出してから1年、長ければ1年半や2年ほどかかります。

なぜそんなに時間がかかるのかは、少し考えれば分かります。

    配属先がボランティアの要請を出す

    ボランティアの募集が行われる

    一次選考

    二次選考

    派遣前訓練

    派遣

上記のように、配属先が「ボランティアが欲しい」と要請を出してから実際にボランティアが到着するまで、めちゃくちゃ時間がかかるんです。

要請を出してから1年以上経っていたら「やっぱりもうボランティアは必要ないや」なんて言われる可能性もあるということ。

そうなったら配属先から相手にされず、「自分でやること勝手に探して」と投げ出されるかもしれません

実際、せっかく派遣されたのに仕事がないという隊員もいるのも事実。

もしそうなったら

  • 本気で自分で仕事を探す
  • 配属先を変える
  • 2年間任地でダラダラ過ごす
  • 任期短縮して日本に帰る

上記のような選択肢になってくるかと。

とにかく「派遣されたのに仕事がない」という状態になってしまう可能性もあるということは理解しておきましょう。

その可能性は高くはありませんが、ゼロではありませんので。

生活面の悩み

ここまで人間関係の悩みと活動に関する悩みをみてきました。最後は【生活面の悩み】について。

生活面の悩みは派遣される国や地域によってかなりの違いがあります。

  • 停電
  • 断水
  • 現地の料理が合わない
  • 現地の気候に適応できない
  • ダニや蚊、ゴキブリやクモなどの虫の悩み

本当にたくさんの生活面の悩みがあります。

しかし上記のような生活面の悩みに関しては、なんとか克服していかないと2年間活動するのは難しいかもしれません。

生きる上で一番基本的な【生活面での悩み】が多いと、もう仕事や活動どころではなくなってしまいますからね。

生活面での悩みを抱える隊員は非常に多いので、これから派遣される隊員さんはそのことを頭に入れておきましょう。

下調べが大切です

自分が派遣される場所に関する情報をあらかじめネットや本で調べておくことをオススメします。

生活水準やインフラの様子、食べ物や気候について派遣前訓練期間中にでも調べておいた方がいいですよ。

※派遣前訓練については以下の記事を参考に




そういった情報を踏まえた上で、日本から任地へ持っていく荷物も考えてください。

※持ち物に関しては以下の記事を参考に

少なからず悩みは抱えます

青年海外協力隊が抱えるであろう悩みを紹介してきました。
もちろん各隊員によって悩みは違いますし、本記事に書かれていないような悩みもあります。

細かいレベルで見ていったら「まったく同じ悩み」なんてありません。

これから派遣される隊員さんたちには現地でどんな悩みを抱える可能性があるかを知ってもらい、派遣前にあらかじめイメージするキッカケになればいいなと思います。

青年海外協力隊になるといろんな悩みを抱えることになりますが、海外で試行錯誤しながら前に進んでいく過程で成長できるのは間違いありません。

これから協力隊になる人にとって少しでも参考になれば幸いです。

※ついでに以下の記事も参考にしてみてください